ペレのあたらしいふく

d0043682_8255288.jpgうちにある素敵な絵本たちを紹介していきたいと思います。

主に保育園、幼稚園で出会ったものが多いでしょうか。
私の通っていたところで買っていたものなので、福音館書店の絵本が多くなりそう。

子供の頃の絵本との出合いって、本当に大事だと思うんです。これは実感!
私の大学受験の際、今の学科を志すきっかけとなったのが「たくさんのふしぎ」という小学生向けのシリーズでした。
それらもこれから紹介することになるでしょうが。



さて、エルサ・ベスコフ 作・絵 「ペレのあたらしいふく」 です。
ああ、やっぱり福音館書店だったか(笑)。

私のお気に入りの一冊です。
いつか私が家庭を持ったら、我が子にきっと読んであげたい絵本です。



おはなし
ペレは自分で世話をする、自分だけの子羊を一匹もっています。
子羊もペレも成長し大きくなっていきましたが、ペレの上着の丈は短くなるばかり。
そこでペレはある日、羊の毛を刈りとりおばあちゃんのところへ持って行きました。


といったかんじで始まり、ペレがいろんな人の手を借りて自分の服を仕立てる過程が描かれています。毛を梳き糸を紡ぎ、糸を染め布を織り、洋服に仕立てるその過程。
一着の服ができるまでに、こんなにいろいろな人の手がかかっているんですね。

素晴らしいのはペレはただやってもらっているだけじゃないところ。
誰かにお願いするたびに、草取りやお遣いなど、相応のお仕事をひきうけているんですよ。

素敵!この自立心。

いや、違うかな。大人が、彼を一人前にあつかっているんですよね。
年寄りくさいかもしれないけど、今の子供は「やってもらって当たり前、買ってもらってあたりまえ」みたいな姿勢の子が多いんじゃないかなぁ。

モノは、お母さんにお願いしたら買ってもらえるものだから。

だから大切にできないんじゃないかなぁ。


自分でがんばって手にいれること、ものができあがっていくことの楽しさに、気づけそうな絵本です。


そして最後がまたいいんです!
あたらしいふくをきて、子羊のところへ行ったペレはこういいます。



「あたらしいふくをありがとう!」
[PR]
by tou-g | 2005-05-08 09:35 | 書評(絵本)
<< 砂漠が美しいのは、どこかに井戸... 内定 >>