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まどからおくりもの

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「まどから おくりもの」
作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社





クリスマス絵本特集その2。
五味太郎さんのしかけ絵本。
すごく面白いです。ページをめくるたび楽しい。
サンタさんと一緒に騙されましょう。

クリスマスの夜。
サンタクロースさんは窓から見えた家の中の様子を頼りに、それぞれの家主にふさわしいプレゼントを窓から配っていくのですが・・・
という話。

穴あき仕掛け効果を存分に使った絵本。うまいです。
しかけの面白さももちろん魅力ですが、ラストシーンがいい。
サンタさんが思い込みで贈った的外れなプレゼントを、みんな嬉しそうにうまく使ってるんですよね。ユーモラスでもあるけれど、ほのぼのと暖かい気持ちになります。

そう、的外れなプレゼントでもいいのです。

贈る側は相手に喜んでもらおうとプレゼントを選び、
受け取る側は嬉しく、楽しい気持ちでそれを受け取る。

贈り物をするとは、そういうことなんだね。
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by tou-g | 2005-11-29 01:44 | 書評(絵本)

再会

昨日は地元の農業高校の文化祭に行ってきました。
噂は昔からよく聞いていたのですが、実際行ったのは初めてです。

なんで今更行ったのかといいますと、私の教え子からのお誘いがあったからでした。
私が初めて家庭教師を受け持った生徒が、そこに在学しているのです。
入学してから毎年お知らせはくれていたのですが、今年は彼も3年生、卒業までに一度見に行かないと、と、うちの妹を誘って出かけました。

農業高校なので、野菜とか花とかをたくさん売っていて人手も多く、お祭りとしても随分新鮮で面白かったのですが、なにより元・教え子の成長ぶりに驚かされました。


・・・ほんとにおおきくなったね。

顔を合わせるのは実に3年ぶりだったのですが、ぐっと大人びて凛々しくなっていました。
あの勉強嫌いで落ち着きのなかったガキンチョが、白衣を羽織って大人たちの前で実験の解説をしてみせるようになるなんて・・・!
ああ、感慨深い。月日の流れを感じます。
私も年をとるはずだよ。
けれどなんだかそれが嬉しくて、胸がほこほこしました。

これが先生冥利ってやつなのでしょうか。
たかだか一年足らずの家庭教師風情が『先生冥利』なんて、世間の教師のみなさんにはおこがましく聞こえるかもしれませんが・・・。
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by tou-g | 2005-11-24 18:25 | 日々

さむがりやのサンタ

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「さむがりやのサンタ」
作・絵: レイモンド・ブリッグズ
訳: すがはら ひろくに
出版社: 福音館書店




私はクリスチャンではないので、クリスマスという行事にさほど思い入れは無いのですが、ポピュラーな行事だけにクリスマスものの絵本はさすがにいいものがたくさんあるなぁと思います。というわけで、クリスマス絵本特集。

気難しいサンタのおっちゃんが、一日中ぶつぶつ呟いている絵本。
漫画形式でサンタの一日を追う。

なんだか妙に読み応えがあって、面白いんですよねぇ(笑)。
朝起きて、歯磨きして顔を洗って朝食を食べて、とかいう動作が逐一描かれていて、ヨーロッパの生活の雰囲気がよくわかって面白い。
めっちゃ生活感のあるサンタ(笑)。
ぶちぶち文句をいいながらプレゼントを配り歩くサンタ。
牛乳配達のお兄さんと挨拶を交わすサンタ。

ユーモラスで、見ていてほんわかした気分になります。

タイトルもいいよね。さむがりやのサンタ。
うん、ぜったい寒がりだよね、このサンタ。
一仕事終えた後の、ゆったりと満ち足りたサンタ。う~ん、大人ならではの至福の時間ですね。
でもって、最後の捨て台詞がまたさいこう(笑)!
愛すべきサンタよ、今年もありがとう。
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by tou-g | 2005-11-23 14:51 | 書評(絵本)

大阪府立中之島図書館

今日資料探しに行ってきました。
中に入ったのは今日で二回目なのですが、初めて行った時は感動しましたね。
あそこの中央ホールは一見の価値ありです、ほんとに!

旧本館は明治37年に住友家大15代家長吉左衛門氏の寄付によって建設されました。設計は住友家の建築技師であった野口孫市氏と日高胖氏。ネオバロック様式だそうな。(野口氏は、この時代のかなりビッグネームですよ確か)

重厚で立派で、美しい建物なんですよ。
帰りにデジカメで写真を撮ってたら、同じくデジカメで、しかも三脚で写真撮ってるおっちゃんがいて、「立派な建物やねぇ」と声をかけられました。仲間ですね、おっちゃん。

初めて行ったときは、次に行くときは絶対もっとイイ格好していくぞ!と思っていました。
あの雰囲気に合う、レトロな服装で中之島を歩きたかった。
う~ん、今日はどうだったかな。
七分丈パンツに茶色のハイネックセーター、紺色の皮製ピーコート。
・・・まあ前回よりはマシだろ。(夏だったからむちゃくちゃラフな格好していたと思われる)
つぎは女っぽく膝下丈のスカートにパンプスとかで行きたいよ。


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画像ありました。こんなの。
これが旧本館の中央ホールです。
実際はもっと薄青暗いんだけど、それがかえって雰囲気を出しているのですよ。
この写真ではわかりませんが、実は細やかな装飾がなされていて素敵です。
清楚で知的なご婦人が、殿方にエスコートされて降りてきそうな階段でしょ?
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by tou-g | 2005-11-19 20:45 | たてもの

久しぶりに卒論の話

もうすぐ卒論の中間発表会です。


ちょっとまえの会話。
私「資料はたくさんあるから枚数かせぐ自信はあるんやけど、○○先生とかに厳しい突っ込みされそうで怖いわ」
友人「どんな研究しとるん?」
私「変電所が~(カクカクシカジカ)~」
友人「……それ、突っ込み入れるられるくらいその分野に詳しい人、うちの学科には誰もいないと思うよ」
私「…あっ!」


昨日の話。
担当の先生がいなかったので、うちの先生に相談にきた院生の先輩「~それで、○×先生には、その内容だと発表のときに『どうしてうちの学科でその研究をするのか』聞かれるだろうと言われたんですが~」
先生「あっ…」私「あっ…」(顔見合わせ)
私「えーっと…私も聞かれますか(やはり)?」
先生「うん、聞かれるよ絶対。なんでウチで変電所やるの?って。」
私「あ~~」
先生「理論武装して臨めば大丈夫よ。『我々の生活に欠かせない電気の~』とか何とか。最終的に言い張ってしまえばいいのよあっはっは!」
私「…はぁい」

いくばくかの不安を抱えつつ、調査と資料捜しの日々であります。
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by tou-g | 2005-11-19 20:01 | 日々

おとこの勝負

今日は近所の子供が遊びに来てあばれてました。
そりゃあもう凄い暴れっぷりです。
この年頃の子供って、ほんとに体力ありますよね。

○○レンジャーごっこ!!みたいなもんですが、二人して戦っています。
かたや得意技は「蹴り」、もういっぽうは「押し」です。
でもってお互いに、「危ないから蹴るのんなしやで!」「押すのんはずるいからなしやで!」などと相手の技を封じようとします。(こずるい・・・)

ふたりのなかなか派手なt立ち回りを、私は弟と感心しながら傍観していました。コイツラも大きくなったなぁと。
最初は互角なんだけどしだいに、すこしだけ体の大きい「蹴り」を得意とする彼が優勢になってきました。「押し」の彼の表情から余裕がなくなってくるんですよね。そろそろ止めたほうがいいかしら、と私が思い始めたころ、うちの弟がヒョイと立ち上がって立ち回りに参加しだしました。
優勢のこどものほうにやや比重を置いて懲らしめつつ、最終的には二人して自分にかかってくるように仕向けていました。

・・・なんか我が弟も、大人になったなぁと少し感慨深く思いました。

あのままだったら「蹴り」の彼が間違いなく勝っていたでしょう。
まあ子供の勝負に大人がどうこう言うもんでもないですが、「押し」の彼だって男としての矜持があるでしょうから、こんな他人の目の前で負けるところを見せたくなかったとおもうんだよね。
結果的に、双方に華をもたせるかたちにおさまったように見えました。
(決着は後日、二人でつけてきてね)

おとなの一声で「やめなさい!」と言ってしまうのは簡単だけど、彼らの勝負に対してそんな無粋な真似をしなくてよかった。
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by tou-g | 2005-11-12 20:24 | 日々

蟲師

今日一巻を買いました。
…たぶん全部集めると思います。素敵なお話だー。

『蟲』という存在を前提としたこの世界観が凄く好みです。非常に日本らしい、むかしばなしのようなおとぎばなしのような、そんなお話。
想像がつかない方は宮崎駿さんの『もののけ姫』をイメージしてください。あれとちょっと近いイメージです、映像的には。

この世には人間の目に見えないものもたくさん棲んでいて、我々はそれらを時には崇め、時には畏れしながらも、自然にその存在を受け入れ、互いに深入りしすぎずに共存していく。
そういう考え方が私はとても好きです。古来より八百万の神々を信じ崇めてきた、日本人らしい考え方ですよね。

私も基本的に、そうだったらいいな、と思っていて、さらにこの世界に棲んでいる、みえるもの、みえないもの、知ってるもの、知らないもの、それぞれたくさんの生命達がそれぞれ勝手に生きているんだけど、不思議とそれら全体を統べる大きな流れみたいなのがあって、なんだか知らないけどそれで世界がうまく廻ってて、まあそういう『流れ』こそが我々のことばで言うところの『かみさま』ってやつじゃないかと思うのです。世の中の宗教や信仰を否定するつもりはないのですが、『かみさま』なんてものは、それが一個人の意志を持ちだした時点で、もはやそれは『神』ではないと思うんだよね。


っていうかもうほとんど漫画の紹介じゃなくなってるんだけど。
深夜にアニメやってます。ものすごく深夜。夜中3時くらいだったか?
(深夜すぎて半分寝ながら夢うつつで見てた)
この前偶然みて、映像とか音楽とか、とにかく雰囲気が凄く綺麗でした。
ぜひ一度ごらんあれ。
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by tou-g | 2005-11-10 23:40 | 書評(絵本じゃないもの)

仔牛の春

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五味太郎 作

静かに引き込まれる絵本。
五味さん今度はそうきたか、という感じ。


五味さんの絵本はいつも淡々とポップで笑えるけれど、
これはちょっと雰囲気がちがいます。
ゆったりと、静かな空気が流れています。

『静かな歓び』

こんなのもいいね。



最後のオチが可愛くて、にへっと頬が緩みます。
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by tou-g | 2005-11-08 23:49 | 書評(絵本)

がくさい

今日は大学祭でした。
私はサークルとか入っていないので、いままであまり積極的参加はしなかったのですが、今年初めて学科から模擬店参加しました。なかなかいい記念になりました。
うちの大学の学祭は、規模も大きくないし、大した有名人を呼べないし、辺鄙なところにあるしで、あまり他大学生の来場が期待できないんですね。だけどそれゆえに、地域密着型というか、近所のおっちゃんおばちゃんやこどもたちがやってきて、派手さはないけどいいお祭りだと思いました。

・前髪だけ金髪に染めてる女の人がいました。漫画「ヒカルの碁」のヒカルくんの頭は、実際いたらかなり目立つんだなあと思いました。

・先々月出産を迎え、一児の母親になったばかりの友人は、ミニスカポリスの格好をしてフランクフルトを売っていました。麗しいプロポーションでした・・・。すごいなあ・・・(尊敬)
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by tou-g | 2005-11-04 23:32 | 日々