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ゴッホ展

昨日はゴッホ展に行ってきました。
出先で突然思い立って、場所も知らないのに適当に見当付けて行ったので、道に迷ってひどいめにあいました。

思ったより絵が少なかったですねぇ。
いや、もともとゴッホに詳しいわけじゃないから私の思い込みだったんですけど、もっと晩期のものみたいなコッテリしたものがたくさん見られるのかと思ってました。(『糸杉』系のやつですね。)

だけど意外な発見があったので、行ってよかったとは思います。
やはり現物を見てみないとわかりませんね。私がイメージしていたのより、ずっとずっと色が美しかった。例えばこれ。
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『糸杉と星の見える道』 
かなり晩期の作品。有名どころですよね。
これなんてかなりゴッホらしさコテコテなので、なんていうか、ナマで見るともっと禍々しい何かを発してるんじゃないかと思ってたのですよ。ところが実際は、上半分の星とか月とか、夜空に使われてる色使いがとても綺麗なことに驚きました。



続きまして、有名どころじゃないけど気に入った作品がこれ。
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『レストランの内部』
パリ時代の作品なんですけど、ゴッホがこんな絵を描いてたなんて知らなくてびっくりしました。穏やかですね~。それでもやはり、他の点描の画家さんたちと比べると色使いが独特です。
背景は思いっきり点描っぽいんだけど、壁に掛けてある絵はぺったりはっきり塗られてるので、なんかこう、そこから別世界が垣間見えているような不思議な絵です。


ゴッホの絵を見ていると、必死に自己表現しようとしてるなぁという印象を受けます。
アーティストなんだから当然じゃないかと思われるかもしれませんが、ほら例えば同じ画家でもレンブラントとかエル・グレコとかだったら、「こういう場面を、こうドラマティックに描きたい」というような意思とか狙いがわかるんですけど、ゴッホは彼の精神状態がもろに絵に出ている。気がする。人付き合い等がうまくない人だったようだから、むしろ彼の感情を発露する手段だったのかもしれません。
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by tou-g | 2005-06-25 23:23 | 日々

今日はこんな日

電車で吊革につかまって船を漕いでいたら、おじいちゃんに席を譲られそうになった籐行ですコンバンワ。

流石にどう考えても「私が席を譲る側」であるべきなので、遠慮させていただきましたが、
「いいよ、今日は僕いいことがあったからね。かわってあげるよ」
と言ってくださいました。素敵なお爺さまだなぁ。
見たとこ確かに、結婚式か同窓会か、なにかいいことの帰りのようには見えましたね。結局やはりご遠慮して、しばらくして空いた隣の席に座りました。

そういや以前もおじいさんに手すりをゆずってもらったことがあります。(背伸びして吊革に掴まってたからだと思う)
ちなみにその手すりの場所は後からおばちゃんに奪われました。

電車の中ではいろんなことがあるものです。


今日は、午前中大阪のとある立派なお屋敷をゼミで見学し、午後はゴッホ展に行ってきました。
それに関してはまた後ほどゆっくり書きます。目が喜んだ一日。
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by tou-g | 2005-06-24 23:37 | 日々

卒論2

卒論が進みかけたので報告。

今日は研究室の先生が、わざわざ私の研究対象である工場と社宅を見に来てくれました。こんな片田舎まですみません。
二人でうろうろ歩き回り、不審者まるだしで勝手に見学。もちろん外から。今日はよく歩きました・・・。(うちの先生は可憐な容姿に似合わずなかなかに体力があります。)すごく、楽しかったですよ!

そういえばショックなことに、社宅跡地に残っていた煉瓦塀が壊されているところでした。前に写真を撮ったときは、きれいに残ってたんです!昨日たまたまとおりかかった時、ショベルカーが活動していて焦りました。壁も一部壊されていました。今日行ってみると、「せんせー!昨日まであった門がありません!」「よし、全部なくなる前に煉瓦拾って帰ろう!ハイ(手渡し)」イヤ、こんなの持って見学続けられませんよ。サンプルとしてこういったものをとっておくと、大事な史料になるそうです。結局手ごろなものを隅っこに隠しておいて、私があとで回収に行きました。

先生のコメントは、以下のような感じ。
「予想以上にモノが良い。特に工場が立派。これだけ立派なものならおそらく既に誰かが研究・報告書を出していると思われる。とりあえず、それを探し出して見てみたい。ここの社宅のほうはおそらくまだ研究した人はいないはずなので、卒論にはちょうどよいのではないだろうか」

まーこんなとこです。
今会社の30年史とか100年史とか読んで勉強してるんだけど、これが曲者なんですよ。何がって、 重さが。
地元の企業だからもちろん地元図書館にも置いてあるんですが、持ち出し禁止なんですよね。家で作業したいから大学図書館のものを借りて帰ってるんですけど・・・重いよ!通学に二時間かかるんだよ!家帰って測ってみると、2冊で5㎏でした。こいつを二週間に一回ずつ持ってって、更新手続きをしろと?研究室貸し出しとかにできないのかなぁ?
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by tou-g | 2005-06-24 00:15 | 日々

前のつづき

これは本の紹介のなかには入れたくなかったので別記事で。
一人で行動することが好きな人間を、勝手に寂しい奴だとか思わないでほしいのですよ。
私は割りとそういうタイプなので。

前のバイト先でこんなことがありました。
レストランの奥さんの息子さんは、すごく仲の良い親友がいて、まるで相棒というか兄弟のように、いつも一緒にいるそうです。「あんたウチに住んでるのか」というくらい。奥さんたちも息子が一人増えたみたいに感じていて、とても可愛がっていて私が話をきくだにとても微笑ましいです。で、こんなこと言われました。

奥さん「あんたにはそういう友達おらへんの?」
籐行「う~ん、そこまで四六時中一緒におるような友達はいないですね。ときたま   
    集まるような仲間はいますけど。」
奥さん「へぇ、親友がおらへんねんな。
     そういう仲間はアレやろ?結婚したら切れてまうような付き合いやろ?」


ん?
えっと~、別に親友がいないつもりはないのですが・・・。
仲間といってもかれこれ10年のつきあいだし、けっこう親友に近い仲間だと思ってるんだけど。
四六時中一緒にいるのが親友の定義だというのなら、私はそんな親友いらねぇです。気まぐれなもんで、人を振り回すのも人に振り回されるのも得意ではありません。だからときどき会ったり遊んだり、それでときどき大事な話をしたり相談しあったり、そういう距離感がいちばん居心地がいいのです。

まあそんなわけで、常に誰かと一緒にいることが好きな人はそういった心理を知らないことがよくあるので、どちらかといえば知っていてくれると助かるなぁ、という話。
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by tou-g | 2005-06-20 10:24

ふしぎな木の実の料理法

d0043682_9391115.jpg岡田淳さんのこそあど森シリーズ一作目。
先日最新シリーズの感想を載せましたが。

妹に勧めてみたところ妹も弟も気に入ったようなので、久しぶりに一作目を借りてきました。
話の筋は覚えていたんですが、初期の頃の登場人物を忘れていたようで、かなり驚きました。
スキッパー!
あなたこんなに成長してたんだね!

シリーズも7作目にもなると、主人公スキッパーは内気というより、思慮深い賢い少年になりかかっているので、初期の頃の無口で内気な彼がいっそ微笑ましく感じます。

こそあど森シリーズ一作目は、人と話す事などほとんどない内気なスキッパーが、木の実の料理法を尋ねて森の住人達にかかわっていくお話。葛藤しながらも、すこしずつ自分の世界を広げていきます。ポアポアの紅茶のように、ほっこり暖かい気分になれるおはなし。

最後のほうで、スキッパーが楽しいこと幸せなことを、みっつ思い浮かべる場面があるのですが、私はここで作者の岡田さんていいなぁと思いました。たくさんの友達をつくってわいわい楽しむのは確かに素敵なことだけど、一人の時間を愛することも決してネガティブなことではありませんよね。子供の頃にこれを読んでたら、私はすごく安心できたと思うな。
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by tou-g | 2005-06-20 09:40 | 書評(絵本)

かたあしだちょうのエルフ

d0043682_12403397.jpg文・絵 おのき がく
『かたあしだちょうのエルフ』

いつかブログに書こうと思いつつ、躊躇っていた絵本です。
生まれて初めて、私に生理的な恐怖を植え付けた絵本。


今でも鬼門というかトラウマというか、この本があると、見るまいとするのに目が行ってしまい、そのくせ胸がむかむかしてブルーな気分になるという・・・。
どんな意味にせよ、これだけ強烈な印象を与えた絵本はないでしょう。(これに次いで『はせがわくんきらいや』がきます。)

いいお話なんですよ、話は。内容も絵も素晴らしく、間違いなく名作の部類に入ると思います。

ですが

人によっては、余りに幼い時期にこれを読んでしまうのはまずいのではないでしょうか。対象年齢5~8歳か・・・。大人が読んでも満足できると思うし、むしろ8才以上の子供達に読んでもらって、じっくり考えてほしいですね。

私のようにトラウマになっちゃった人はいないのかと、人の感想もみてみました。ここで。(なんかリンクできなかったんですけど、どうやったらできるんですかね)

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=825

いるみたいですね。やはり。
たぶん、絵も文も、うますぎるんだと思うんです。凄く、生理的に訴えてきます。
片足を失い歩けなくなったエルフが、骨や石ころを食べて過ごすところとか。
ハイエナやハゲワシが、エルフが死ぬのを待ってるところとか。
表紙を見ただけでわかると思いますが、迫力ある版画の絵で、リアルにせまってきます。肉食獣の恐ろしさや、アフリカの地の暑さや乾き、エルフの孤独が伝わってきます。

トラウマにしてほしくないので、気をつけてよんでほしいです。
子供に読んであげるのなら、時期をよくみて読んであげてください。
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by tou-g | 2005-06-19 13:02 | 書評(絵本)

大学図書館

卒論のネタ集めのために、大学図書館の入館許可が必要なとこに入ってみました。
人少なくて、静かで、でかい本がたくさんあって、薄暗くて、気持ちいいですね。

商業のコーナーで、すごい古い本見つけました。
普通に、最近の本とかにまじってぶち込まれていました。
何語かよくわからん。とりあえず英語ではなかったはず。
40センチくらいある大きなもので、表紙は革張り金押し(っていうのか?)、ちょっと傷んでます。
けど中には色鮮やかな細かい絵のページも結構あって、その色もかなり綺麗。
モノクロの絵のページの印刷は、中学生の美術でやったエッチングの版画を思わせました。
手にとって見ていると、古い本の匂いと皮の匂いがします。
とても長い年月を感じさせます。
最後のほうに、1878という数字を見つけました。えぇ、まじですか!

借りて帰ってみたいところですが、あんなのかかえて家まで往復したら間違いなく本を傷めてしまいそうです。ああ、そんな勿体ないことできません、できませんとも!

ヨーロッパの古書は凄いですね。美術品の一種です、あれは。
また愛でに行こうかな。
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by tou-g | 2005-06-17 23:38 | 日々

本屋になります。

心を決めました。私は本屋になります。

この前の内定者懇談会が大きかった。
みんないい人です。話も合って嬉しかった。
こんな人達と働けるのなら、いいなぁ。と思ったんですね。

うちの学科から書店に就職なんて異例中の異例ですが、仲の良い友人達に言わせると、それが私ならすごく納得だそうです。
・・・たぶん、ありがたいことです。「買いにいくから!」と言ってくれてます。

さてこれから大仕事。ハウスメーカーの方を断らなきゃなりません。ああ~・・・
とりあえず、昨日内定辞退の旨を手紙で伝えてみました。追ってお詫びの電話を入れようと思っています。


あ、そういえばあの制服着るのか!うわあぜったい似合わないよ・・・
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by tou-g | 2005-06-17 08:52 | 日々

おおきな木

今日は某書店の内定者懇談会でした。
むちゃくちゃ楽しかったです。というか、嬉しかった、かな。

一緒に絵本の話ができる人なんてそうそう出会えませんもの!
その先輩は『ねないこだれだ』と『おおきな木』を薦めてくださいました。
どっちも知ってます!!!
うわあ、めっちゃ嬉しい!
『ねないこだれだ』うちにあるし。子供の頃何回読んだことか。


d0043682_0563854.jpg『おおきな木』
シェル・シルヴァスタイン著 

初めて読んだのは英語の教科書でした。
哀しいまでの無償の愛情を描いたお話。

最初読んだときは嫌いだったな。
だってあれではりんごの木があんまりにも・・・!ひどいよ少年。

文章がものすごくシンプルで、多くを語らない。
あくまで読み手に考えさせる絵本です。
それゆえ人によってそれぞれ解釈が違うでしょうし、同じ読み手でも解釈が変わることもあるでしょう。

私は・・・そうだなぁ。
中学で初めて読んだ時は、少年の身勝手さや与えられることを当然とする態度に憤りました。いとも簡単に与えるばかりのりんごの木にも、憤りました。
大学生になってまた読んで、深い話だと思いました。無償の愛情について考えました。
ちょっと恥ずかしくて、ここで愛について語ったりはできませんけども。

「そして木はしあわせだった。・・・・・・でもそれはほんとかな?」

私は、幸せだったと思いますよ。
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by tou-g | 2005-06-14 00:56 | 書評(絵本)

田植え

今日は田植えでした。自分ちで食べるぶんだけ米を作っているのです。私もまあ、手伝うっていうくらいには手伝いました。苗箱洗いとか、さし苗用の苗を田んぼに投げ入れたりとか。思わぬハプニングもあって予定より長引きました。弟ががんばってました。

一昨日、和もの好きの友人が、
「○○地方の棚田でな、めっちゃきれいな場所があるんだけど、そこに行ったら誰にでも田植え体験させてくれるんだって!予約とかもいらないって!めっちゃいいと思わへん?うちも一度行ってみたいと思ってるんだ~」
とうっとり言ってくださいましたが。

いかにも観光客的見解ですな。夢を見てます。
そりゃまあ、そういう美しい環境で優雅に農作業できたら素敵ですけど。
関西圏のしがない兼業農家に言わせてもらえば、田植えなんてナメクジとヒルとどぶ川の水とその他わけわかんない生物(微生物から人間まで含む)との戦いなんだぞ?
正直、いろんなものを不潔だと嫌うあなたにできるとは思えないよ、友人よ。
農業には汚くてキツイ仕事がたくさんあるんだぞ?
喧嘩腰でやらにゃならんこともたくさんあるんだぞ?

微妙にフラストレーション感じました。お門違いですけど。
『古き良き日本』を愛するのは素敵なことですが、綺麗な部分だけを見て賛美してるだけのように思えた。そしておそらく自分も、そういう見方をいろんなものに対してしてるんだろうな、と思ってまた微妙な気持ちに。うん、どうしても当事者じゃなければそうなるわな。


それはともかく、水田って宇宙ですね!数日前に田植えを終えていた隣の田んぼでは、水中を所狭しと微生物が動き回ってました。ミジンコとか、ミジンコみたいなのとか、シーモンキーとかいうぴらぴらしたメダカみたいなのとか、小さいヒルとか。おお、何この多様さは。既に宇宙形成。今も進化を続けているにちがいない。
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by tou-g | 2005-06-12 21:52 | 日々