カテゴリ:たてもの( 6 )

大阪府立中之島図書館

今日資料探しに行ってきました。
中に入ったのは今日で二回目なのですが、初めて行った時は感動しましたね。
あそこの中央ホールは一見の価値ありです、ほんとに!

旧本館は明治37年に住友家大15代家長吉左衛門氏の寄付によって建設されました。設計は住友家の建築技師であった野口孫市氏と日高胖氏。ネオバロック様式だそうな。(野口氏は、この時代のかなりビッグネームですよ確か)

重厚で立派で、美しい建物なんですよ。
帰りにデジカメで写真を撮ってたら、同じくデジカメで、しかも三脚で写真撮ってるおっちゃんがいて、「立派な建物やねぇ」と声をかけられました。仲間ですね、おっちゃん。

初めて行ったときは、次に行くときは絶対もっとイイ格好していくぞ!と思っていました。
あの雰囲気に合う、レトロな服装で中之島を歩きたかった。
う~ん、今日はどうだったかな。
七分丈パンツに茶色のハイネックセーター、紺色の皮製ピーコート。
・・・まあ前回よりはマシだろ。(夏だったからむちゃくちゃラフな格好していたと思われる)
つぎは女っぽく膝下丈のスカートにパンプスとかで行きたいよ。


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画像ありました。こんなの。
これが旧本館の中央ホールです。
実際はもっと薄青暗いんだけど、それがかえって雰囲気を出しているのですよ。
この写真ではわかりませんが、実は細やかな装飾がなされていて素敵です。
清楚で知的なご婦人が、殿方にエスコートされて降りてきそうな階段でしょ?
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by tou-g | 2005-11-19 20:45 | たてもの

フジハラビル

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大阪の天満で遭遇しました。スラリとした猫くんが迎えてくれました。
大阪は意外にも、こういったレトロなビルがよく残っています。このビルは、(たぶん)若いアーティスト達が集まって活動してるようでした。
大阪にある近代建築といえばこんなイメージですね。こぢんまりまとまったモダニズムビルディング。銭湯とか消防署とかも、モダンで可愛いのがちょくちょく有ります。中之島なんかを歩くと、新旧、大小さまざまな建物に出会うことができ、なかなか楽しいのです。申し遅れましたが私は近代建築ファンです。やはり明治・大正の頃が好きですねぇ。どうしても時代が下るとデザインが奇抜にはなっても、装飾とかは少なくシンプルになってきますもの。なんでこんなところに凝ってんだ?というような、あまり目につかない細かい装飾やら、遊び心のあるデザインが好きです。最新の、ぴっかぴかのシャキっと直線的(あるいはつるりと曲線的)な建物もカッチョイイけど、ちょっと目が滑っちゃいますよ。やはり遠くで見て、近くで見て楽しい建物がいいですね。
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by tou-g | 2005-07-27 07:37 | たてもの

樟徳館

一週間ほど前に見学に行ってまいりました、ある女子大が持ってるお屋敷でございます。説明は、サックリこちらを!
http://www.osaka-shoin.com/AboutGakuen/Shotokukan/Default.asp

和洋折衷、大正ロマンの風情漂う、擬洋風建築マニアの籐行にはたまらぬ一品でした。
そりゃもう、すっげえ贅を尽くした邸宅です。ちなみに昭和初期の建物。

わたくしの一番気に入ったところはここ!
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とくと御覧あれこの階段空間。と言ってもこの写真じゃ伝わりきらないでしょうが(ううん、残念)。
私は伝統的な和風住宅でこれほど『見せる』ための美しさに気を遣ったものを知りません。明治の洋館とかは別ですよ。日本の住宅においては、その狭さのせいもあって、なかなか階段文化が発達しないのですよ。どちらかといえば、隠す方向へ、機能美の方向へ進んでしまいます。(京都の町家なんかを思い浮かべていただければ、階段は押入れの中にあったり、また『箱階段』といって家具と一体化していたりしますね?)
そう考えれば、すごいですねぇ。どう見ても和風の個人住宅なのに、立派な階段ですねぇ。
(あ、この階段だけ見たらどっかの旅籠とか旅館みたいですね)

個人的には階段がいたく気に入ってしまいましたが、このお屋敷の特徴的な見せ場はここかと思います。
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洋座敷です。床の間もちゃんとある『座敷』なのに、なぜか洋間です。板張り。
この床がまた凄い!寄木細工ですよ、本気で!家具のひとつひとつのデザインのもとても凝っています。あ、ちなみにこの家の家具はほとんど造り付け。家と一緒につくられました。

ほかにも家の中なのに電話ボックス(部屋?)があったりとか、配膳室なるものがあったりとか、いろいろ興味深いところが多々ありました。
そして最初に述べましたが、このお屋敷は驚くほど贅を尽くされています。
様々な技巧を凝らしてあるだけでなく、素材そのものが信じられないくらい贅沢です。
話によるとこの家に遣われている木材には、節目が一つもないそうですヨ!
応接間の天井の中央部分がなんでか楠の一枚板だったり(そのためにシャンデリアがつけられない)、玄関の上がり口の板が一枚板だったり(これはまだわかる)、なんでトイレの床板が一枚板なんですか!?その中央になんで便器の穴あけちゃうんですか?

技巧に関しては、関西と関東、両方の大工の棟梁を採用、両者を競わせるように造っていったそうですよ。もうなんか、そんな感じだよ。絶対
「金に糸目は付けん!お前達の好きにやるがいい。」
みたいなこと言ったに違いないよ、施主が。

とにかく、日本の大工の、意地と拘りと遊び心の溢れたお屋敷でした。

以下おまけ。
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『執務室』です。


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特に珍しくもないですが、欄間が松葉だったもので。(私信か?)
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by tou-g | 2005-07-01 00:41 | たてもの

鳥居

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以前ゼミで見学に行った神社。なんだか別世界への入り口のようです。


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行くんじゃない!戻って来れなくなるぞ!!
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by tou-g | 2005-06-01 17:53 | たてもの

卒論始動、かもしれない。

この前見つけた「さつきとメイの家」そっくりのお家と、その周囲の社宅の写真を
ゼミの先生方にお見せしたところ、なんか二人とも気に入ってくれまして、
それで卒論やってみたら?ってことになりました。

社宅研究?ということになるのかしら。

どういった研究になるのかはまだわからないけれど、これで口実ができました。ふふふふふ。

これで正々堂々とあのお宅を見学に行けるわけです。
なんたって、卒業論文のための調査ですもの!
立派な大義名分です。
もちろん、それで持ち主が見学を許可してくださるかどうかはまた別問題なんですけどね。

できれば後でその社宅の写真をはりつけにきますが。
このあたりに戦前からあるウール工場の社宅なんですよ。
木造住宅が連なってて、煉瓦塀で、道も舗装されてなくて・・・
その付近だけ時が止まってしまったような地区です。
だけど意外にも結構若い家族が住んでるんだなあ、というのが私の印象です。
若いお母さんやこどもたちをよく見かけます。

この前書いてた「折衷」の話はまあ置いといて、今後は地元を自転車で走り回って調査を進めるわけだね!興味もわいてきました。とりあえず動いてみよう。

明日から早速図書館をあたって、地図やら住民帳、社史なんかを探して行きたいと思います。
最近は住民帳なんかは個人情報のなんとかにひっかかって、図書館では公開禁止になりつつあるので、一刻も早く、図書館が隠し忘れてるそれらを集めてくるように。
と、尊敬するうちの助教授からお達しがありました(笑)。

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前から撮ったのですが、塀でほとんど見えません。曲線を使って妙に凝った窓が見えます。サンルームでしょうか。


 
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裏からみたとこ。洋館の煙突が見えます。洋館の壁に瓦屋根がくっついているのがわかります。

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これも裏からみたとこ。塀もなんか凝ってますね。 

ちょっと画像がでかすぎて落ち着かない・・・
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by tou-g | 2005-05-27 23:44 | たてもの

自分メモ

そろそろ卒論のネタを考えなきゃいけません。

というわけで、ちょっとは考えを進めるためにつらつら書いてみます。



え~~まず何を題材にしようかな。と考えるとですね、やっぱり好きな建築とかが噛んでるほうがいい。
では私好みの建築とは。
明治、近代、コンドル、ヴォーリズ、お雇い外国人、擬洋風建築・・・
とかなんとか、つまりはいろんな様式、折衷様式みたいなもんがいいわけだ。


折衷
何と何が折衷するのか。どこで折衷するのか。→どこで折り合いをつけるのか?
なぜ折衷するのか。

折衷するのは複数の様式?技術?思想?生活様式?宗教?
それが表れるのは建築だけだろうか。言葉は?都市は?

スペインのトレドなんかは、かつてキリスト・ユダヤ・イスラムの三つの宗教が混在した街だと言うけれど・・・

『混在』?
『折衷』とはどう違うのか。
折衷のほうが、混ざり合って「一体化している」感が強いようだけど。


建築は、歴史や文化から理学・工学まであらゆる分野に関わっているから、違った切り口で斬ることでいろんな研究ができるらしい。
私が斬るなら、『宗教』が少しでも見えている切り口を探したい。
日本人は割と大らかというか、気にしていない人が多いけれど、日本以外の国においては、宗教というか信仰が、人間のアイデンティティの根底にある場合が多そうだもの。


ああ、まとまらない。先は長い。

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そういえば、昨日見てきたコンドル氏のニコライ堂ってこんな建物ですよ。
(よそからとってきた画像なのでなにやら加工されてますね)
実はコンドル氏の設計じゃないそうです。
えー!?

他に有名なコンドル氏の建物といえば鹿鳴館です、なんといっても。
こちらは正真正銘コンドル氏の設計。
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by tou-g | 2005-05-18 16:21 | たてもの